地盤調査

建物や道路などをつくる際に、工事予定の土地の地盤構造や強度などについて事前に調べることを「地盤調査」と言います。例えば、建設予定地の地盤が軟弱で、建物の重さに耐えられなければ沈下してしまうこともあるでしょう。そうしたトラブルを避けるために、事前に地盤調査を行ない、適切な地盤改良を実施することが重要です。2000年からは建築基準法で家を建てる際に地耐力(地盤の強さ)を調べることが義務付けられ、より多くのご依頼をいただくようになりました。

岩水開発の地盤調査の特徴

  • 幅広い調査方法を
    取り揃えています

    『スクリューウエイト貫入試験』『動的コーン貫入試験』『標準貫入試験』といったポピュラーな調査方法から独自開発の特殊装置を用いた調査まで、幅広い手法をご用意しています。お客様の目的や、地盤状況・開発環境に合わせたご提案をすることが可能です。

  • 実績が豊富で、
    信頼性の高い調査が可能

    岩水開発では、年間6000件以上にのぼる調査実績を保有しており、信頼性の高い調査・報告を行なっています。調査後は、データを整理したうえで解析・判定を行ない、調査報告書を作成。ご依頼から報告書の提出まで、スピーディーな対応が可能です。

主な調査方法のご紹介

  • スクリューウエイト貫入試験

    「おもり」と「回転」による貫入で地盤の抵抗を測定し、硬さや締まり具合を判定する試験方法です。日本産業規格【JIS A 1221】にも制定された、ポピュラーな調査方法の一つ。「SWS試験」「SS試験」とも呼ばれています。
  • 動的コーン貫入試験

    ロッド先端にとりつけたコーンをハンマーで地盤に打ち込み、貫入量と打撃回数から地盤の硬さや締まり具合を判定します。スクリューウエイト貫入試験では困難な、打撃回数(N値)が30を超える地層の測定が可能です。日本産業規格【JIS A 1230】に制定されている試験です。
  • 標準貫入試験(ボーリング調査)

    「おもり」を所定の高さから落下させ、地盤に一定数打ち込むまでの打撃回数を求めることで、土の種類や厚さ、硬さ、締まり具合を調べます。日本産業規格【JIS A 1219】に制定されている試験です。土質試料採取と室内土質試験も実施することで、液状化判定が行なえます。
  • 敷地調査

    建築確認申請に必要な測量調査を行ないます。光学測量器とデジタル平板システムを用い、道路・隣地との高低差、工作物・既存建物の位置、道路幅員など、個々の敷地に応じた図面をご提供いたします。
  • 弾性波探査

    地下構造を調べるための手法の一つです。弾性波がP波速度、S波速度、密度等性質の異なる境界で屈折や反射を行なう性質を利用して、目に見えない地下の状況を調査します。別名「ソナック」とも呼ばれています。
  • 平板載荷試験

    地盤の支持力(強さ)を調べるための試験。基礎を設置する深さまで掘削を行ない、鋼板の上から実際の建物の重量と同等の荷重をかけて、沈下量を測定します。比較的短時間での調査が可能です。
  • 沈下動態観測

    構造物の施工に伴う、地盤の挙動を調べるための調査。「地表面沈下板」「地中層別沈下計」などを用いて、時間の経過に伴う変化について観測します。安全で効率的な施工を検討・実施するために必要な調査です。
  • 地中レーダー探査

    地中レーダーアンテナを走査することで、地中の様々な情報を非破壊で調べる手法です。地盤の緩みや空洞、埋設管や埋設物の位置・深度、トンネルなどのコンクリートの厚さなど、幅広い情報をキャッチすることができます。
  • 現場密度試験

    土木工事における、現場の土の密度を把握するための試験です。測定する地盤の土を採取することで、土の緻密さや締まり具合などを測定。「粘性土」「砂質土」「礫質土」といった異なる種類の土の品質管理を行なうことで、安全な施工方法を検討する材料となります。
  • 地下水調査

    粘土などの滑りやすい層と地盤層の間に地下水が入り込むことで、地すベりが起きることがあります。そのため、地下水の賦存状況、性質、流動量などを把握することで、地すべりを防ぐための地盤改良に役立てることが可能です。
  • 土質試験

    地盤を構成する土の状態や性質を調べるための試験。地盤に含まれる土・水・空気の割合や環境を調査することで、液状化や沈下量などを事前に予測し、適切な地盤改良工事を検討するために役立てます。
  • 土壌汚染調査

    土壌汚染対策法に基づく調査から、費用を抑えた簡易調査まで、健康リスク・周辺環境等を総合的に判断し、最適な調査方法と対処方法をご提案いたします。

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